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2023年12月04日
Eco Kawara NEWS

Eco Kawaraコートの骨材である廃瓦の粉砕骨材は、熱伝導率が低く保水性・吸水性に優れているため、水の保持力及び毛細管現象による吸上げ効果が高いことにより、ヒートアイランド現象が抑制されます。塗装するだけで、アスファルト10℃以上、コンクリート5℃以上の温度低減ができる瓦舗装・リサイクル舗装。今回の最新情報では、Eco Kawaraコート(赤)の「JIS K5602:2008」試験結果をご紹介します。

 

日本ヒートアイランド対策認証制度 認証製品 表面温度低減性舗装(Eco Kawaraコート)

 

認証番号 171.2①001
認証製品名 Eco Kawara コート(色:赤)
型番
認証対象部材名 遮熱舗装(歩行者系)
技術の原理 Eco Kawaraコートの原料となる廃瓦は、特徴として多孔質であり、吸水率・保水率が高く、酸化鉄分が多く含まれていることにより優れた遮熱効果があり、一般的に多くの遮熱材料として使用されております。
本製品は、廃瓦を100%骨材として使用し、特殊水性無機系エマルジョンと攪拌し既存路面に吹付塗装をすることにより遮熱性能の優れた薄層舗装
技術の特徴・先進性・セールスポイント 屋根の廃瓦は、通常埋め立て処理されるが、骨材として再利用システムを押しすすめリサイクル率の高い製品になります。
1) 対摩耗性に優れ、車道にも使用できます。
2) アスファルト・コンクリートに強力に付着し、階段段鼻部等の滑り止め等にも効果が高いです。
3)産地と産地を混ぜ合わす事で、色をカスタマイズできます。
4)着色顔料を使用しないため、色あせ、色落ちがないです。
5)滑り抵抗値が高く、店舗内、駅構内等の滑り止めに提案できます。

 

■試験方法・・・JIS K5602:2008 「塗膜の日射反射率の求め方」による

■試験体は、翔飛工業株式会社にて調整したもので、その形状を図1に示す。Eco Kawaraコート(赤)を、隠ぺい率試験紙に対して、1回の塗布塗装により塗膜を形成させたものである。

図1 試験体の外観

 

■試験方法・・・株式会社島津製作所 紫外可視近赤外分光光度計 SolidSpec・3700を用い、300nmから2500nmの波長範囲について、スリット幅を20nmとし、1nmステップで分光反射率を測定した。測定した分光反射率から、JIS K5600-4-4の3-2に準じて10度視野の明度(L*)を算出した。試験に用いた装置と試料の設置状況を図2に示す。

図2 試験に用いた装置と試験体の設置状況

 

■試験結果・・・試験体の日射反射率および明度

試験結果 日射反射率
明度 可視光域 近赤外域 日射反射率
(L*) 300-780nm 780-2500nm 300-2500nm
認証値 L*≦40.0 ≧30.0 ≧20.0
測定値 39.8 38.7 25.3
判定 合格 合格 合格
補足説明 測定数値すべてが認証基準値を満足している事

 

Eco Kawaraコート(赤)の明度は「39.8」、近赤外域は「38.7」、日射反射率は「25.3」といずれも測定基準を合格。瓦による断熱効果があるため、アスファルト舗装に比べ10度程度の温度低減ができます。

 

■Eco Kawaraコートの商材紹介
https://exseo.mixh.jp/eco_test/products1/

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