■エコロジカル・デザイン(Ecological design)とは
環境デザインの一種で、生態学的、環境保護に配慮したデザイン全般を指します。デザインの対象は自然環境から住宅や建築物、都市から、サービス等が広義され、完成した製品や建築物の外観・機能面での配慮や廃棄物などの量を最小化することが求められています。また、使用後にリサイクルしやすいことや最終的な廃棄物の削減なども求められ、エコロジカル・デザインの提唱者で第一人者のシム・ヴァンダーリン氏は、エコロジカルな観点からデザインを見直そうと、エコデザインの5原則を発表しました。
■ヴァンダーリンの5原則
第1原則 「答えは場所に見いだせる」「地球上の各地域の環境特性を活かしてデザインをする」
第2原則 「エコ収支にもとづくデザイン」「LCA(ライフサイクルアセスメント)をベースにしたデザインをする」
第3原則 「自然の仕組みに即したデザイン」「自然そのものがもつプロセスやパターンを有効に活用する」
第4原則 「誰もがデザイナーである」「すべての人が環境に配慮して、計画、行動、実行しなければならない」
第5原則 「自然を視覚化すること」「自然に対する意識や関心を高める」
■エコロジカル・デザインを実践するEco Kawara
企業が環境に配慮した製品、エコロジカル・デザインを意識・提供するようになれば、循環型社会を構築できると考えられます。単純にいえば、製品やサービスの環境効率を上げればよいわけですが、具体的にはどのような製品をデザインすれば、環境効率を上げることができるのでしょうか。
Eco Kawaraテラゾーは、廃瓦を破砕し、道路や歩道および外構に使用できる舗装材ならびに室内で使用できる壁材・床材として再利用。SDGsに有効な商品「Eco Kawara 保水性テラゾー舗装(瓦骨材利用)」「Eco Kawara 透水性テラゾー舗装(瓦骨材利用)」「Eco Kawara テラゾータイル」の3製品を開発しました。
Eco Kawaraは「歴史的建造物の瓦や大事なお家の瓦を破棄するのではなく、新たな姿に生まれ変わらせ人々の心に残る商品にしたい」「当社技術を活かしたふるさと資源(震災で廃棄処分となった地域の瓦・陶磁器・煉瓦などのこと)という理念のもと、震災復興や地方創生や地域活性化に貢献したい」という思いから、各地域で産出される、ふるさと資源をその土地のために活かして、地方創生や地域共創、SDGsやエシカル消費を推進しています。
またEco Kawaraは廃瓦を破砕し道路や歩道および外構に使用できる瓦舗装材・リサイクル舗装材、ならびに室内で使用できる壁材・床材として、ヒートアイランド対策に有効な製品を開発してきました。ヒートアイランド現象の解決が地球温暖化対策にも貢献できるものと認識し、「地球の環境を守り持続可能な社会へ」というVisionのもと「未来の子供たちのために地球環境に優しいまちづくりを目指して」。常にグローバルな視点に立ち真撃に社会貢献していく一助となるよう、これからも製品開発を進めてまいります。