弊社代表の高橋は屋根職人として、屋根工事で発生する廃瓦の処理を憂慮し何かできないか考えた結果、瓦リサイクル事業である「Eco Kawara事業」を2010年4月に立ち上げました。現在、建物の建て替えや増改築による瓦の廃材は、全国で年間約100万tを超えています。この廃瓦は産業廃棄物として取り扱われ、埋め立て処分されるしかありません。Eco Kawaraは、廃瓦を破砕し道路や歩道および外構に使用できる舗装材ならびに室内で使用できる壁材や床材としてアップサイクルするプロダクトです。「廃棄された瓦を破棄するのではなく、新たな姿に生まれ変わらせ人々の心に残る形に甦らせたい」という想いから、SDGs「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「目標11:住み続けられるまちづくりを」「12:つくる責任 つかう責任」「13:気候変動に具体的な対策を」の達成を目指して、リサイクル率の高い製品開発に取り組むことで、ゼネコン関係者や市区町村や建築家や設計事務所から高い評価をいただいています。
■ロービジョン者に配慮したリサイクル建築資材
Eco Kawaraは「エシカル消費の促進」や「3R活動」を掲げて、地球環境に優しいまちづくりとSDGs実現や循環型社会の構築を目指して、地産地消や地方創生や地域活性化の一翼を担うリサイクル舗装材や外壁材を開発してきました。Eco Kawara製品は全国の公園や歩道で利用されており、配合する廃瓦や陶磁器や煉瓦によって様々なカラーバリエーション・テクスチャーができるので、ロービジョン者の視認性に配慮すべき階段の段鼻などに活用されています。また滑り止め効果が高く透水性に優れた製品なので、お年寄りや子供が安全に歩行することができるユニバーサルデザインに優れた舗装材として全国各地で活用されています。
・日本ヒートアイランド対策協議会認証製品 Eco Kawara コート すべり止め薄層舗装
https://exseo.mixh.jp/eco_test/products1/
・神奈川県高津区 橘公園防災関連施設等整備工事(Eco Kawara コート 施工実績例)
https://exseo.mixh.jp/eco_test/performance/1099/
全国の産業廃棄物を舗装材や外壁材にアップサイクルしてきた翔飛工業のEco Kawaraは、東京2020東京オリンピック・パラリンピック会場の国立競技場炬火台や舗装路、日比谷公園の階段や歩道、熊本城の天守閣に通じるスロープ部など、日本のあらゆる建築物に起用されてきました。また地域の産業廃棄物を有効活用することで高いリサイクル率を誇り、ヒートアイランド対策に有効な舗装材ならびに外壁材として、北は宮城県から南は沖縄まで、その施工実績は全国で150以上にのぼります。